こんにちは!
創業支援に力を入れているあさがお税理士事務所代表の伊藤です。
まず最初は雑談から。
本日、ずっと欲しかったドウダンツツジを迎い入れました。
部屋に馴染んでくれると嬉しいです。
さて、本題ですが、最近顧問先の中で新店舗を出す計画の打合せが2~3件続きました。
守秘義務の関係で当然内容は書けませんが、この続くコロナ禍の中でで素晴らしいことだと思います。
新店舗を出される際には、いくつか考えておくべき点が存在します。
今回は、私の場合はどのように回答するか?という視点で書いてみたいと思います。
おおよそヒト・モノ・カネの観点に分けてお話することが多いように思います。
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まずは、モノの観点についてヒアリングを行っていきます。
小難しいことよりも、基本に照らして4P(商品、価格、プロモーション、流通)の視点で状況を整理していきます。
新店舗を出すということは、商品・サービスを変えることが多いと思いますので、当然ながらターゲットとなる顧客をきちんと再定義することが求められます。
ここを出発点にし、改めてコンセプトを見直すことで、既存店舗との関係性を明確にすることができます。
この作業を怠ると、何のために新店舗を出すのかがが途中で分からなくなってしまいます。
既存・新店舗共倒れにならないように、今一度ビジネスモデルを明確化する作業を私は勧めています。
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次に、そのモノを生み出すに足るヒトの観点を整理します。
具体的には、主に組織や人事のマネジメント関係を整理します。
・既存店舗・新規店舗含めて、代表が全て取り仕切るのか、あるいは他の人に任せるのか。
・そのリソースは十分か、そうでなければどこで補填するのか。
・従業員構成の変更(配置転換)はあるのか、あるいは従業員の追加(新規採用)で対応するのか。
・そのスケジュールは実現可能か、そうでなければどのように進めるのか。
代表の使える時間は限られています。新店舗を出すことで、既存店舗への注力が削がれた結果、トータルで利益が減ってはは本末転倒です。
私が知り得る限りの過去の事例から、気を付けた方がよい点をヒアリングしていくことを通じて、新店舗が問題なく進められるかのシミュレーションを行っていきます。
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最後に、そのモノとヒトを維持するに足るカネの観点を整理します。
・どの程度の設備投資や人件費、そして諸費用が見込まれるか。
・その必要資金は借入で進めるのか、あるいは自己資金で一部を賄うのか。
・銀行等の連携は必要か、補助金は活用する予定があるのか。
・回収までのペースはどの程度を見込んでいるのか、既存との見直しは必要か。
上記に照らして、今が出店するべき然るべきタイミングなのかを探ります。
既存の計画の見直しも踏まえて、資金繰りの観点から新店舗の計画が財務的に問題ないかを総合的に検討していきます。
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おおよそ、このような流れで進めていくことが多いように思います。
顧問先なので、当然ながらおおよその状況は把握しているつもりです。
当然分かっている前提で省略する部分もありますが、改めて聞くとお互いに認識を合わせることができます。
新店舗出店には当然リスクもあります。
税理士はそのリスクを明らかにできる数少ない専門家だという自負があります。
カネの部分しか関与しないというスタンスの税理士も多いかもしれませんが、私はそうではありません。
カネはあくまで手段であって、経営者が実現したい事業像が必ず先にあります。
その部分を打合せで明らかにしていくことで、その実現を近いところから支え、進める。
それこそが新店舗出店の醍醐味だと思っています。
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本日は、午前中は事務所にて顧問先と打合せ。午後は自宅で作業をしたいと思います。
それでは、今日も良い一日を!
東京代々木にある税理士事務所
あさがお税理士事務所
代表税理士 伊藤貴文
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